食品加工工場から排出される排水を浄化処理し、処理水を放流するシステムです。水質と排水量を考慮し、場合によっては、排水を分離し処理することで、 設備の小型化、初期コスト削減を実現します。
項目 | 原水(スクリーン後) | 膜処理水 | 一般排水基準値 |
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pH | 4.3 | 7.5 | 5.8~8.6 |
BOD (mg/L) | 780 | <1 | 120 |
SS (mg/L) | 180 | <1 | 120 |
T-N (mg/L) | 26 | <1 | 60 |
製菓工場の排水は、糖分を多く含み、負荷の高い排水が発生します。また、生産する製品により負荷変動が大きい業種です。 洗浄排水が主たる成分になるので、BOD成分が高い値を示すのに対し、SS成分は低い傾向となります。 このため、前処理の効果が薄く、他業種と比較して設備の小型化が難しいです。比較的敷地面積を要します。 また、食品加工工場の排水の特徴として、原水中の窒素やリンの濃度が低い傾向にあります。その場合は、窒素成分やリン成分を添加することで、 生物処理を可能にします。
戸上電機製作所は、廃プラスチック工場、めっき工場などの産業排水まで、幅広い業種へ排水処理をご提案することが可能です。