株式会社 戸上電機製作所

株式会社 戸上電機製作所

製品情報

PRODUCTS

戸上電機は、高圧開閉器を主力として、
“電気”に関する製品を幅広くラインナップしています。

  
ロードチェッカ

LC-B

電源側負荷側双方向
配線路探査器
ロードチェッカ

新設・改修工事前及びメンテナンスや不具合時に、電源側・負荷側双方向からの配線チェックに最適です。

  

特長

  • 電源側、負荷側の双方向から一人で配線路探査ができます。
  • 活線状態で配線路探査ができるため、時間に縛られることなく作業ができます。
  • 音と光で表示するため判定が簡単です。
  • 信号漏洩防止ユニット(オプション)で探査回路以外への信号漏れを防止します。
  

定格および仕様

  送信器
                 
使用電圧範囲 AC100~240V±10% 50/60Hz
信号周波数 4.2kHz
信号電流 電源側からの負荷探査時 7mAP-P(約1.6秒通電、約1.6秒停止)
負荷側からの電源探査時 70mAP-P(約1.6秒通電、約1.6秒停止)
接続可能導体径 φ32以下(IV線 325mm2迄)
電源 100VACアダプタ(標準装備)または単3アルカリ電池×8本
ACアダプタ定格 AC100V/DC12V
電源表示灯 電池チェック用LED(緑色)点灯
電池使用時 電池寿命 約5時間
電池寿命表示 寿命予告:電池チェック用LED(緑色)点滅
寿命表示:電池チェック用LED消灯
外形寸法 送信器 199(H)mm×117(W)mm×92.5(D)mm
クランプCT 154mm×54mm×21mm(接続リード線除く)
ACアダプタ 84mm×52mm×60mm(電源コード除く)
質量 送信器 約450g
クランプCT 約180g
ACアダプタ 約345g
  受信器
    
探査方式 信号電流による磁界検出
モード切換 電源側からの負荷探査時 「探査負荷」と「その他」の2段切換
負荷側からの電源探査時 「電線(低)」と「電線(高)」と「ブレーカ」の3段切換
出力 10個の判定用LED(赤)点滅(受信レベル表示)とブザー断続音(約3回/秒)
電源 9V電池×1本
電池寿命 約10時間
電池寿命表示 点灯:正常 点滅:交換時期 消灯:使用不可
外形寸法 192.5mm(H)×51mm(W)×33mm(D)
質量 約137g(電池含む)
  共通
  
使用温度範囲 -10~50℃
使用湿度範囲 相対湿度95%以下
保存温度範囲 -20~60℃
  探査用負荷
  
使用電圧範囲 AC100~240V±10% 50/60Hz
消費電力 20VA以下
外形寸法 142mm(H)×40mm(W)×25mmv(D) 接続コード除く
質量 約87g
    

Q&A

01
ラインチェッカとロードチェッカの違いは何ですか。
1.ラインチェッカは送信器接続点から電源トランスの間の配線が探査対象です。
2.ロードチェッカは、上記の機能に加え送信器接続点から負荷側の探査も出来ます。 但し、漏電点探査は出来ません。また適用電圧は200V回路までです。
02
受信器の電池に9Vマンガン電池は使用できますか。
スイッチを入れた瞬間にやや大きな電流が流れるために、マンガン電池では電圧がドロップし、 LEDランプ誤点灯、動作しない、電池寿命が短くなる等不具合が発生します。 従って、必ずアルカリ乾電池を使用して下さい。
03
クランプCTでクランプできる電線サイズは何ですか。
内径がφ33の為、CVまたはCVT単芯の場合325mm2までです。
04
400V回路は探査できますか。
使用電圧の上限は240Vまでです。
05
ブレ-カの探査でどのブレ-カにも反応する場合はどうしたらよいですか。
モ-ド切替がブレ-カ又は電線(低、または高)の位置になっているか確認して下さい。探査負荷やその他の位置の場合、感度が高すぎて区別がつきません。
06
受信器のLEDランプ点滅とブザー音が不規則になる場合はどうしたらよいですか。
ロードチェッカの場合、ノイズの影響を受けた場合はLEDランプの点滅とブザー音が不規則になります。 信号を正しく受信した場合の表示は下記のとおりです。間違いのないようにして下さい。
【LC-A形の場合】
LEDランプの規則正しい点滅と規則正しい断続音(1秒間に約3回の割合で連続点滅)
【LC-B形の場合】
LEDランプの規則正しい点滅と規則正しい断続音(1秒間に約3回の割合で1.6秒間点滅しその後1.6秒間休止の繰り返し点滅)
07
受信器の電源スイッチを押した瞬間に、LEDランプが点滅しない場合はどうしたらよいですか。
電池寿命と考えられます。バッテリ-チェック用LED(緑)ランプが点灯しているか確認して下さい。消灯していれば新しい電池と交換して下さい。この場合必ずアルカリ乾電池をご使用下さい。
08
動作時にクランプCTから『キーン』という音がする場合はどうしたらよいですか。
異常ではありません。探査信号に高周波信号を使用していますのでCTコアが高周波振動を起こしている音です。商用電源のトランスの場合も同じ現象が出ますが周波数が50または60Hzと低い為『ブーン』という音になっています。
  

使用例

1.活線状態での電源側からの負荷探査(探査用負荷での探査:基本探査方法)

①送信器にクランプCTと100VACアダプタ(電池電源の時は不要)を接続します。
②クランプCTを探査する系統の電線(単相2線式の時は片方の線、単相3線式の時は中性線、 三相3線式の時はS相)へ装着し、送信器の電源スイッチを「入」にして下さい。
③探査用負荷を探査するコンセントまたは端子部へ接続します。 (接続する時、探査用負荷は必ず電源スイッチを「切」にして行って下さい。)
④探査用負荷の電源スイッチを「入」にして下さい。
⑤受信器のモード切換スイッチを「負荷側」の「探査負荷」にセットします。
⑥受信器の先端を探査用負荷の指定場所(CHECK POINT)へ当てて下さい。
⑦探査するコンセントまたは端子部へ順次探査用負荷を接続し、③~⑥の手順で探査して下さい。 (探査用負荷を取外す時は、必ず探査用負荷の電源スイッチを「切」にして行って下さい。)

< ご注意 >
三相3線(単相3線)式の場合、S相にクランプCTを装着した時は、R-S,S-T相間が探査できます。 R-T相間を探査する場合は、R相またはT相へクランプCTを装着して下さい。

< 判定 >
受信器表面の判定用LEDが6~10個約1.6秒間に5~6回点滅し、次の1.6秒間は休止を規則正しく 繰り返せば、送信器のクランプCTを装着した電源に接続されています。ブザーは、判定用LEDの点滅に 同期して断続音(ピッピッという音)を発します。

活線状態での電源側からの負荷探査図

2.活線状態での電源側からの負荷探査 (電力量計での探査:アパート・マンション等で外部にコンセントがない場合の探査)

①送信器にクランプCTと100VACアダプタ(電池電源の時は不要)を接続します。
②クランプCTを探査する系統の電線(単相2線式の時は片方の線、単相3線式の時は中性線、三相3線式の時はS相)へ装着し、 送信器の電源スイッチを「入」にして下さい。
③受信器のモード切換スイッチを「負荷側」の「その他」にセットします。
④受信器の先端を電力量計の電圧コイル付近に当てて下さい。 受信器を当てる角度、位置により検出感度が変わりますので、判定用LEDが6~10個点滅するようにして下さい。
⑤探査する電力量計を順次④の手順で探査して下さい。

< 判定 >
受信器表面の判定用LEDが6~10個約1.6秒間に5~6回点滅し、次の1.6秒間は休止を規則正しく 繰り返せば、送信器のクランプCTを装着した電源に接続されています。ブザーは、判定用LEDの点滅に 同期して断続音(ピッピッという音)を発します。

活線状態での電源側からの負荷探査図

3.活線状態での負荷側からの電源探査(コンセント、端子等の電源ブレーカの探査)

①送信器にクランプCTと100VACアダプタ(電池電源の時は不要)を接続します。
②探査用負荷を探査するコンセントまたは端子部へ接続します。 (接続する時、探査用負荷は必ず電源スイッチを「切」にして行って下さい。)
③探査用負荷の電源スイッチを「入」にして下さい。
④送信器のクランプCTを探査用負荷の貫通穴へ装着します。
⑤送信器の電源スイッチを「入」にして下さい。

< ブレーカでの探査 >
⑥受信器のモード切換スイッチを「電源側」の「ブレーカ」にセットします。
⑦受信器の先端をブレーカ表面に順次当てて下さい。
※1Pブレーカの探査は「ブレーカ」モードではできません。 モードを「電線(低)」または「電線(高)」とし、1Pブレーカへの接続電線で探査して下さい。

< 電線での探査 >
⑧受信器のモード切換スイッチを「電源側」の「電線(低)」にセットします。
⑨受信器の先端を電線またはブレーカ端子部電線に順次当てて下さい
※「電線(低)」モードで判定用LEDが5個以下しか点滅しない時は「電線(高)」モードへの 変更および感度切換スイッチにて感度を合わせて下さい。

< 判定 >
受信器表面の判定用LEDが6~10個約1.6秒間に5~6回点滅し、次の1.6秒間は休止を規則正しく 繰り返せば、送信器のクランプCTを装着した電源に接続されています。ブザーは、判定用LEDの点滅に 同期して断続音(ピッピッという音)を発します。

活線状態での負荷側からの電源探査図

4.死線状態での電源側からの負荷探査(探査用負荷での探査)

①送信器にクランプCTと100VACアダプタ(電池電源の時は不要)を接続します。
②探査する系統のブレーカが切れていることを確認し、ブレーカ負荷端子相間を短絡線で短絡して下さい。
③クランプCTを短絡線へ装着し、送信器の電源スイッチを「入」にして下さい。
④探査用負荷を探査するコンセントまたは端子部へ接続します。 (接続する時、探査用負荷は必ず電源スイッチを「切」にして行って下さい。)
⑤探査用負荷の電源スイッチを「入」にして下さい。
⑥受信器のモード切換スイッチを「負荷側」の「探査負荷」にセットします。
⑦受信器の先端を探査用負荷の指定場所(CHECK POINT)へ当てて下さい。
⑧探査するコンセントまたは端子部へ順次探査用負荷を接続し、④~⑦の手順で探査して下さい。
(探査用負荷を取外す時は、必ず探査用負荷の電源スイッチを「切」にして行って下さい。) 短絡線で短絡した相に接続された負荷を探査します。

< ご注意 >

三相3線(単相3線)式の場合、R-S相を短絡した時は、R-S相間が探査できます。S-T相間を探査する場合はS-T相を短絡、R-T相を探査する場合はR-T相を短絡してクランプCTを短絡線へ装着して下さい。

              

< 判定 >

受信器表面の判定用LEDが6~10個約1.6秒間に5~6回点滅し、次の1.6秒間は休止を規則正しく 繰り返せば、送信器のクランプCTを装着した電源に接続されています。ブザーは、判定用LEDの点滅に 同期して断続音(ピッピッという音)を発します。

     死線状態での電源側からの負荷探査図   
製品詳細メニュー

CONTACT

製品やサービスのお問い合わせ・各種ダウンロード

pagetop