株式会社 戸上電機製作所

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製品情報

PRODUCTS

戸上電機は、高圧開閉器を主力として、
“電気”に関する製品を幅広くラインナップしています。

  
リークキャッチャー

SLE-A

無停電漏電点探査器
リークキャッチャー

低圧配線路の漏電点探査に最適です。無停電で電線に触れるだけで漏電箇所が特定できます。信号注入方式のため、加圧相および接地相の漏電点(漏電箇所)がわかります。

  

特長

  • 無停電で漏電点探査が一人でできます。
  • 信号注入方式のため、加圧相及び接地相の漏電点を特定できます。
  • 受信器で電線、器具に触れるだけで簡単に漏電点の探査ができます。
  • 音と光で表示するため判定が簡単です。
   

定格および仕様

  送信器
  • 信号周波数
    4222Hz
  • 信号注入時間
    連続
  • 信号注入レベル(出力)
    10,20,30,50,75,100%(1.2Vp‐p)の6段階切換
  • 注入トランス内径
    φ60
  • 電源
    小型シール鉛蓄電池(12V)
  •   
  受信器
  • 検出方式
    信号電流による磁束検出(非接触)
  • 出力
    10個の判定用LED(赤)点滅(受信レベル表示)とブザー継続音(約3回/秒)
  • 検出感度
    10段階切換
  • 電源
    9V電池×1
  •   
  共通
  • 探査可能漏電電流
    100V 30mA以上の漏電(地絡抵抗3kΩ以下)※
  • 適用回路電圧範囲
    AC600V以下の低圧配線路
  • 使用温度範囲
    -10~40℃
  • 使用湿度範囲
    相対湿度95%以下
  • 保存温度範囲
    -20~50℃
  •   

※探査回路のノイズの発生状況により、探査可能な漏電電流は変化します。200V回路の場合は60mA以上の漏電となります。

     
    

Q&A

01
直流回路でも使用できますか。
電源側に信号バイパス用の接地コンデンサを接続すれば、直流回路でも探査できます。詳細はお問い合わせ下さい。
02
死線(漏電ブレーカが動作した後の回路も含む)でも探査できますか。
死線でも探査できます。死線の場合は必ずブレーカが切れていることを確認し、その2次側配線を接地して、接地した線に注入トランスをクランプします。この場合前記ブレーカより2次側が探査対象となります。
03
充電方法を教えて下さい。ACアダプタを使用できますか。
充電時間は6時間ほど必要です。充電中にはランプは点灯しません。充電プラグを外して電源をONにし、充電されている場合にはランプが点灯し、充電が不十分な場合は点滅します。ACアダプタは使用できません。充電器で内蔵電池に充電してから使用して下さい。
04
シールドカバーの目的は何ですか。
注入トランスと受信器の位置が近い場合には、注入トランスより漏れた磁界に受信器が反応します。シールドカバーはこの影響を少なくするために使用します。シールドカバーがない場合、注入トランスと受信器の距離は2m以上離して使用する必要がありますが、シールドカバーを用いると1mまで近づけて使用することができます。
05
注入トランスのコアがグラグラしているが壊れていませんか。
クランプを閉じた時内部のコアどうしが確実に接触するように、コアはフレキシブル支持構造としています。従って故障ではありません。
06
注入トランスでクランプできる最大電線サイズを教えて下さい。
600V IV線3芯、600V 3芯CVケーブル、600V 3芯CV-Tケーブルの場合200mm2まで可能です。
07
他の機器に影響はありませんか。
全ての機器について検証することは困難ですが、探査信号は機器が接続されている相間ではなく対地間に印加します。またその値は1.2Vp-pと小さい電圧を印加しています。従いまして他の機器に影響を与えることは無いと判断されます。
08
探査可能抵抗値は何ですか。
1箇所あたり3kΩ以下の漏電に適用できます。漏電箇所が複数箇所あって合成抵抗が3kΩとなっているような場合は適用できません。
09
ブレーカ接続線探査時に複数箇所で反応する時があるがなぜですか。
配線の静電容量、負荷の状況により複数箇所で反応する場合があります。受信器の判定ランプが2~4個点滅するように受信器の感度、または送信器の出力を調整します。各相に受信器を当てて探査し、判定ランプの点滅数に差がある配線を探して下さい。それでも不明な場合は、リークメータ等他の方法と組み合わせて総合的に判断して下さい。
10
受信器はマンガン電池でも動作しますか。
マンガン乾電池では動作が不安定になります。必ずアルカリ乾電池をご使用下さい。
11
探査可能距離を教えて下さい。
漏電100V回路で30mA以上(接地抵抗3kΩ以下)で反応します。受信器と送信器の距離は100m程度になります。壁などでは受信器との距離は感度にもよりますが1m程度になります。
  

使用例

使用例

①送信器の注入トランスをB種接地線にクランプします。漏電系統があらかじめわかっている場合は⑥から開始します。
②キュービクル内の分岐ブレーカまたは接続線を受信器で探査し、漏電系統を特定します。
③必要に応じて注入トランスのクランプ位置を変更します。
④②項で特定した分岐ブレーカに対する分電盤を特定します。
⑤分電盤内の分岐ブレーカまたは接続線を受信器で探査し漏電系統を特定します。
⑥漏電系統があらかじめわかっている場合は漏電系統の任意の位置(例えば⑥の位置)に注入トランスを一括クランプします。
⑦漏電発生系統の配線および機器を受信器で探査します。
⑧アース線がある場合はアース線に受信器をあてて反応を確認します。漏電点の推定ができたら死線状態にして絶縁抵抗を確認します。
※探査は受信器の規則正しい点滅を確認して行います。
※受信器が反応した場合、漏電箇所はその位置よりも負荷側にあります。(アース線を除く)
※機器から発生するノイズ、配線の対地静電容量、ノイズフィルターなどの影響により 判定が困難な場合があります。
 この場合、漏電箇所の特定はIo測定による方法などと組合せて統合的に判断して下さい。
※注入トランスを配線路にクランプするときは1相ではなく全相一括にクランプして下さい。

  
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