無停電漏電探査器 リークキャッチャー
- Q1. 直流回路でも使用できますか?
- Q2. 死線(漏電ブレーカが動作した後の回路も含む)でも探査できますか?
- Q3. 充電方法は?ACアダプタを使用できますか?
- Q4. シールドカバーの目的は?
- Q5. 注入トランスのコアがグラグラしているが壊れているのではないですか?
- Q6. 注入トランスでクランプできる最大電線サイズは?
- Q7. 他の機器に影響を与えませんか?
- Q8. 探査可能抵抗値は?
- Q9. ブレーカ接続線探査時に複数箇所で反応する時があるがなぜですか?
- Q10. 受信器はマンガン電池でも動作しますか?
- Q11. 探査可能距離は?
Q1. 直流回路でも使用できますか?
電源側に信号バイパス用の接地コンデンサを接続すれば、直流回路でも探査できます。
詳細はお問い合わせください。
Q2. 死線(漏電ブレーカが動作した後の回路も含む)でも探査できますか?
死線でも探査できます。死線の場合は必ずブレーカが切れていることを確認し、その2次側配線を接地して、接地した線に注入トランスをクランプします。この場合前記ブレーカより2次側が探査対象となります。
Q3. 充電方法は?ACアダプタを使用できますか?
充電時間は6時間ほど必要です。充電中にはランプは点灯しません。充電プラグを外して電源をONにし、充電されている場合にはランプが点灯し、充電が不十分でない場合は点滅します。ACアダプタは使用できません。充電器で内蔵電池に充電してから使用してください。
Q4. シールドカバーの目的は?
注入トランスと受信器の位置が近い場合には、注入トランスより洩れた磁界に受信器が反応します。シールドカバーはこの影響を少なくするために使用します。シールドカバーがない場合、注入トランスと受信器の距離は2m以上離して使用する必要がありますが、シールドカバーを用いると1mまで近づけて使用することができます。
Q5. 注入トランスのコアがグラグラしているが壊れているのではないですか?
クランプを閉じた時内部のコアどうしが確実に接触するように、コアはフレキシブル支持構造としています。
従って異常ではありません。
Q6. 注入トランスでクランプできる最大電線サイズは?
600V IV線3芯、600V 3芯CVケーブル、600V 3芯CV-Tケーブルの場合200㎟まで可能です。
Q7. 他の機器に影響を与えませんか?
全ての機器について検証することは困難ですが、探査信号は機器が接続されている相間ではなく対地間に印加します。またその値は1.2Vp-pと小さい電圧を印加しています。従いまして他の機器に影響を与えることは無いと判断されます。
Q8. 探査可能抵抗値は?
1箇所あたり3kΩ以下の漏電に適用できます。漏電個所が複数箇所あって合成抵抗が3kΩとなっているような場合は適用できません。
Q9. ブレーカ接続線探査時に複数箇所で反応する時があるがなぜですか?
配線の静電容量、負荷の状況により複数箇所で反応する場合があります。受信器の判定ランプが2~4個点滅するように受信器の感度、または送信器の出力を調整します。各相に受信器を当てて探査し、判定ランプの点滅数に差がある配線を探してください。それでも不明な場合は、リークメータ等他の方法等と組み合わせて総合的に判断してください。
Q10. 受信器はマンガン電池でも動作しますか?
マンガン乾電池では動作が不安定になります。必ずアルカリ乾電池をご使用ください。
Q11. 探査可能距離は?
漏電100V回路で30mA以上(接地抵抗3kΩ以下)で反応します。受信器と送信器の距離は100m程度になります。壁などでは受信器との距離は感度にもよりますが1m程度になります。