故障モジュール特定装置 セルラインチェッカ
SPLC-A
故障モジュール特定装置 セルラインチェッカ
用途
住宅用から産業用、メガソーラーまでの太陽電池モジュールのメンテナンス時に各ストリングを構成する太陽電池モジュールの配置、故障モジュール・故障セルを探査する装置です。O&Mのメンテナンスツールとして最適です。JECA FAIR 2013製品コンクールで、(一社)日本電設工業協会 会長賞を受賞しました。
特長
- クラスタ故障やバイパスダイオード断線、セルの断線が簡単に検知可能(磁界モード)
- モジュール間配線の断線、コネクタ接続不良箇所の特定が可能(電界モード)
- 曇りの日でも探査できるため、効率的なメンテナンスが可能
- モジュール裏面での探査が可能
機能
[磁界モード]
・ストリングを構成するモジュールの配置特定
・故障モジュール、故障クラスタおよび故障セルの特定
・バイパスダイオードの断線を検知
[電界モード]
・モジュール間配線の断線箇所特定
・太陽電池間の導通不良モジュール接続コネクタの特定
モジュールの故障モードに対する対応機能
故障現象 | 故障現象詳細 | 故障モード | 対応機能 |
---|---|---|---|
発電量の低下 | ストリング出力が出ていない。 ※ストリング内のモジュールを含む直列電気回路が断線している。 |
モジュール接続コネクタ接続不良、コネクタ接続忘れ、またはモジュール間配線の断線 | 【電界探査】 ・導通不良モジュールの接続コネクタまたは配線の断線の特定 |
ストリング出力が低下している。 ※モジュール内の直列電気回路が断線している。(クラスタ故障) |
①モジュールのバスバー断線 ②太陽電池セルのインターコネクタ完全断線 ③太陽電池セル破損(重度) |
【磁界探査】 ・故障モジュールの特定 ・故障モジュールの故障クラスタの特定 ・故障モジュールの故障セルの特定 ・モジュール内バイパスダイオ―ドの断線 |
|
ストリング出力が低下している。 ※モジュール内の直列電気回路が一部破損している。 |
①太陽電池セルのインターコネクタ一部断線 ②太陽電池セル破損(軽度) |
定格および仕様
- 送信器
定格電源電圧 | DC9.0V(動作範囲DC6.5V~DC9.0V) |
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適用電圧範囲 | 磁界モード:DC15.0V~DC1000.0V 電界モード:0V~DC1000.0V(断線探査は0V時) |
探査方式 | 磁界モード:電流消費型 電界モード:信号注入型 |
信号周波数 | 5kHz |
動作表示 | 緑色もしくは青色LEDの点滅、点灯 |
寸法 | 153(H)×120(W)×50(D)(mm) |
質量 | 約290g(乾電池含む) |
その他の機能 | オートパワーオフ機能 |
- 受信器
定格電源電圧 | DC9.0V(動作範囲DC6.5V~DC9.0V) |
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受信感度切換 | 5段階切換えおよび各感度において-20%~+20%の5段階微調整 |
受信表示 | 受信レベル表示:10個の判定用LED(緑)の点滅 LED点滅に同期したブザー音 |
内蔵センサ | コイルセンサ×1、電極センサ×1 |
寸法 | 235(H)×60(W)×30(D)(mm) |
質量 | 約160g(乾電池含む) |
その他の機能 | オートパワーオフ機能、マナーモード(消音モード) |
標準価格
形式 | 標準価格(税別) |
---|---|
SPLC-A | 172,000 |
オプション品
品名 | 標準価格(税別) |
---|---|
ロッドセンサ | 78,200 |
針状プローブ | 6,700 |
ワニ口プローブ | 2,300 |
テストリード | 6,100 |