ケーブル探査器 Superケーブルチェッカ
SWC-B
ケーブル探査器 Superケーブルチェッカ
用途
発電所・プラント設備・鉄道などの重要設備更新時のケーブル探査に最適です。
特長
- 各種外部センサにより、高所ラック上ケーブルや狭隘部ケーブル探査ができるため手追い探査が不要です。
- 死線状態で撤去ケーブルの探査ができます。(誤切断を完全防止)
- 活線状態でブレーカ探査や電力量計の誤結線検出ができます。
- 音と光で表示するため判定が簡単です。( 該当ケーブルのみに反応)
- 信号漏洩防止ユニット(オプション)で探査回路以外への信号漏れを防止します。
機能
- 撤去ケーブルの探査(死線)
- ブレーカ探査(活線)
- 電力量計誤結線チェック(活線)
- 回路電圧チェック(活線)
定格および仕様
- 送信器(形名:SWC-B-T)
適用電圧範囲 | AC50/60Hz・DCともに12~528V |
---|---|
方式 | 電流消費型 |
信号周波数 | 5kHz |
信号電流 | 200mAp |
信号時間 | 30ms |
信号周期 | 500ms |
動作表示 | LED(黄) |
電圧表示 | LED(赤)(100V・200V・400V) |
形状 | 112(H)×82(W)×30(D)mm |
質量 | 約111g |
- 受信器(形名:SWC-B-R)
検出方式 | 信号電流によって発生する磁界を検出 |
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検出周波数 | 5kHz |
内蔵センサ | コイルセンサ |
外部センサ | クランプセンサ(プラグ接続式)、ロッドセンサ(プラグ接続式) |
判定方法 | 10個の判定用LED(赤)点滅(受信レベル表示)およびブザー音 |
感度切替 | 【ブレーカ探査】電線(接触)のLO(低)/HI(高)感度切替え、クランプはLO(低)感度のみ 【ケーブル探査】電線(遠)および電線(接触)のLO(低)/HI(高)感度切替え、クランプはLO(低)感度のみ |
電源 | 9V乾電池×1個(マンガンまたはアルカリ乾電池) |
電池寿命 | 約8時間(マンガン乾電池20℃連続受信) |
電池寿命表示 | BAT-LED(青)(点灯=良/点滅=交換時期/消灯=使用不可) |
オートパワーオフ | 無操作になってから10分後に自動オフ |
オートパワーオフ警告音 | 1.5秒(ON)→5秒(OFF)→1.5秒(ON)→5秒(OFF)→3秒(ON) 最後の3秒のブザー音終了後、電源OFF |
適用外部センサ | クランプセンサ(S)(内径Φ8)(オプション) クランプセンサ(M)(内径Φ24)(オプション) クランプセンサ(L)(内径Φ40)(標準付属) クランプセンサ(LL)(内径Φ68)(オプション) ロッドセンサ(全長24~122cm可変)(オプション) |
形状 | 193(H)×51(W)×33(D)mm |
質量 | 約135g(乾電池含む) |
- 電源ユニット(形名:SWC-B-P)
適用電圧範囲 | AC100V 50/60Hz |
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出力電流 | 電線ループ探査時:200mAp±10% 大地ループ探査時:接地抵抗合計200Ωで200mAp±10% |
出力コード | クリップ付 長さ:3m |
形状 | 83(H)×130(W)×170(D)mm |
質量 | 約1kg |
- クランプセンサ(L)(形名:TLC-C-F2)
適用電圧範囲 | AC0~528V 50/60Hz・DC0~528V |
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適用電流 | AC300A 50/60Hz・DC300A |
クランプ部内径 | φ40 |
適用クランプ箇所 | 低圧絶縁電線の絶縁被覆部分(裸導体へのクランプは禁止) |
信号ケーブル長 | 約90cm |
形状 | 128(L)×81(W)×36(D) |
質量 | 約187g |
探査方法
1.ブレーカー探査
①送信器を改修や点検をしようとする端子部に接続します。
②受信器をブレーカに接続されている配線に順次当ててブレーカを探査します。
2.撤去ケーブル探査方法
【大地ループを使用したケーブル探査方法(死線状態)】
≪探査方法≫
電源ユニットのループ選択スイッチを「大地ループ」に設定し、POWERスイッチをONにし、送信器の動作表示
LED及び回路電圧表示LED100Vが点滅していることを確認して下さい。
※ランプが点滅しない場合はクリップの接続間違い、クリップ部の接触不良、接地抵抗200Ω以上、装置の故障
が考えられます。
①受信器のモードを「ケーブル:電線(遠)」に設定し、該当ケーブルがあると思われる所を広範囲に探査して
下さい。(A)
②受信器のモードを「ケーブル:電線(接触)」に設定し、該当ケーブルを絞り込んで下さい。(B)
・1本ずつケーブルに受信器を当て、ケーブルを絞り込んで下さい。
・ケーブル1本につき、3秒以上受信器を当てて下さい。
・信号未受信(探査中)の場合は、LEDが1個移動しながら点灯します。
・LEDが10個点滅したケーブルが該当のケーブルです。
③絞り込んだケーブルにクランプセンサを3秒以上クランプし、ケーブルを確定して下さい。(C)
このとき受信器のモードは「ケーブル:クランプ」に設定してください。
ご注意
・100Ω以下の接地端子に接続して下さい。
・「ケーブル:電線(遠)」は受信感度に応じてLED点滅数が変わるため、一番反応した箇所が該当ケーブル
束になります。
・「ケーブル:電線(接触)」はオート感度になっているため、一度ケーブルを確定した後は、モード切替
SWを押すか、感度切替SWを押して、オート感度を解除して下さい。
・「ケーブル:電線(接触)」および「ケーブル:クランプ」は該当ケーブルの場合、LEDが10個点滅しま
す。
【電線ループを使用したケーブル探査方法(死線状態)】
≪探査方法≫
電源ユニットのループ選択スイッチを「電線ループ」に設定し、POWERスイッチをONにし、送信器の動作表
示LEDが点滅していることを確認して下さい。
※回路電圧表示LEDは点滅しません。
※ランプが点滅しない場合はクリップの接続間違い、クリップ部の接触不良、装置の故障が考えられます。
①受信器のモードを「ケーブル:電線(遠)」に設定し、該当電線があると思われる所を広範囲に探査して
下さい。(A)
②受信器のモードを「ケーブル:電線(接触)」に設定し、該当電線を絞り込んで下さい。(B)
・1本ずつケーブルに受信器を当て、電線を絞り込んで下さい。
・電線1本につき、3秒以上受信器を当てて下さい。
・信号未受信(探査中)の場合は、LEDが1個移動しながら点灯します。
・LEDが10個点滅したケーブルが該当の電線です。
③絞り込んだ電線にクランプセンサを3秒以上クランプし、電線を確定して下さい。(C)
このとき受信器のモードは「ケーブル:クランプ」に設定してください。
ご注意
・「ケーブル:電線(遠)」は受信感度に応じてLED点滅数が変わるため、一番反応した箇所が該当電線束に
なります。
・「ケーブル:電線(接触)」はオート感度になっているため、一度電線を確定した後は、モード切替SWを
押すか、感度切替SWを押して、オート感度を解除して下さい。
・「ケーブル:電線(接触)」および「ケーブル:クランプ」は該当電線の場合、LEDが10個点滅
します。
標準価格
形式 | 標準価格(税別) |
---|---|
SWC-B | 123,000 |
オプション品
品名 | 標準価格(税別) | 備考 |
---|---|---|
ロッドセンサ | 20,400 | 受信器の入らない狭隘部や高所部などの探査時にご使用ください。 |
クランプセンサ(S) | 48,500 | クランプ部内径Ø8 |
クランプセンサ(M) | 26,900 | クランプ部内径Ø24 |
クランプセンサ(LL) | 66,800 | クランプ部内径Ø68 |
信号漏洩防止ユニット | 36,300 | 複数ブレーカ( 接続線) で、ほぼ同じ程度に受信器の判定用LEDが 点滅する場合にご使用ください。 |